トクラス「アクシィ」の評判は?実際の使用感と他メーカーとの比較を建築士が解説

AXIYアクシィ

トクラスのユニットバス「アクシィ」は、人造大理石浴槽で知られるトクラス(旧ヤマハリビングテック)のスタンダードモデルです。リフォーム業界で19年間、数多くのユニットバスを見てきた二級建築士として、実際にアクシィを導入されたお客様の声や、他メーカーとの違いについてお伝えします。

トクラス「アクシィ」とはどんなユニットバスか

アクシィは、トクラスの中では普及価格帯のモデルでありながら、同社の強みである人造大理石浴槽を標準装備しているのが大きな特徴です。上位モデルの「エブリィ」や「ユーノ」と比べると機能面では控えめですが、基本性能はしっかりと押さえられています。

AXIYアクシィ

人造大理石といっても、実は他メーカーのFRP浴槽とは全く別物です。トクラスの人造大理石は表面だけでなく、素材全体が均一な素材でできており、傷がついても磨けば元通りになるという特性があります。

実際の使用者からの評判・口コミ

AXIYアクシィ

現場で多くのお客様の声を聞いてきましたが、アクシィについては以下のような評価が多く寄せられています。

まず好評なのが「浴槽の肌触りと保温性」です。人造大理石の浴槽は、冬場でもヒヤッとした冷たさを感じにくく、お湯の保温性も高いという声を多く聞きます。実際に入浴してみると、FRP浴槽とは明らかに質感が違うことに気づかれる方がほとんどです。

次に評価が高いのが「掃除のしやすさ」です。人造大理石は表面が滑らかなため、水垢や汚れが付きにくく、スポンジで軽くこするだけで綺麗になります。10年以上使用しているお客様からも、「新築時とほとんど変わらない美しさを保っている」という声をいただくことがあります。

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一方で、指摘されることもあります。「価格が他メーカーより高め」という点です。同グレードで比較すると、LIXILのアライズやTOTOのサザナと比べて10万円から20万円程度高くなることが多いです。ただし、長期的な耐久性や質感を考えると、その価格差に納得される方が多いのも事実です。

また、「デザインの選択肢が少ない」という意見もあります。パナソニックやLIXILと比較すると、壁パネルや床の色柄バリエーションが控えめです。シンプルなデザインを好む方には問題ありませんが、個性的な浴室を求める方には物足りなく感じられるかもしれません。

他メーカーと比較したアクシィの位置づけ

AXIYアクシィ

他のメーカーと比較検討される際、よく比較対象に上がるのがLIXILの「アライズ」、TOTOの「サザナ」、パナソニックの「オフローラ」です。

LIXILのアライズは、コストパフォーマンスに優れており、標準仕様でも充実した機能が揃っています。キレイサーモフロアや肩湯など、快適性を高める機能が豊富です。価格面ではアクシィより有利ですが、浴槽の質感ではトクラスの人造大理石に軍配が上がります。

TOTOのサザナは、お掃除ラクラクほっカラリ床が人気で、床の乾きやすさと掃除のしやすさに定評があります。バランスの取れた製品ですが、浴槽はFRP製が標準のため、質感ではアクシィの人造大理石に劣ります。

パナソニックのオフローラは、スゴピカ浴槽や酸素美泡湯など、美容・健康志向の機能が充実しています。デザイン性も高く、女性に人気です。機能面では最も充実していますが、価格帯も高めに設定されています。

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こうして比較すると、アクシィは「浴槽の質と長期的な満足度」を重視する方に適したユニットバスと言えます。初期費用は多少高くても、10年、20年と使い続ける中で、人造大理石の良さを実感される方が多いのです。

アクシィを選ぶべき人、避けるべき人

AXIYアクシィ

19年の経験から申し上げると、アクシィをおすすめできるのは以下のような方です。

長く使える質の良いものを求める方、毎日のお風呂の質感や肌触りにこだわりたい方、掃除の手間を減らしたい方には最適です。また、トクラスの人造大理石浴槽に魅力を感じる方には、アクシィは最もコストパフォーマンスの良い選択肢となります。

逆に、初期費用をできるだけ抑えたい方や、多彩なデザインや最新機能を求める方には、他のメーカーの方が満足度が高いかもしれません。予算を最優先する場合は、LIXILやTOTOの製品も十分に検討する価値があります。

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同じアクシィでも、会社によって工事費用が30万円以上変わることも!?

「50%OFF!今だけ特別価格!」 リフォーム会社のチラシやホームページを見ると、こんな魅力的な言葉が並んでいますよね。

でも、ちょっと待ってください。

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なぜなら、リフォーム業界には「商品を安くして工事費で利益を出す」というカラクリが存在するから。

実際にあった事例 たとえば、こんなケースです:

**A社:商品40%OFF工事費50万円総額120万円**

**B社:商品30%OFF工事費30万円総額110万円**

一見、A社のほうが値引き率が高くてお得に見えますが、実際に支払う総額はB社のほうが10万円も安いんです。

つまり、「○○%OFF」という数字に惑わされず、必ず総額で比較することが重要なんですね。

例えば、ユニットバスの商品を安く販売し、工事費の方で価格を増し、バランスをとっている業者さんも多いです。

値引き率を強調して、工事費を高くしているケースも。総額が大事。

当たり前ですが、業者側も損をしない経営をされているので、「A社は30%OFFで、B社は35%OFFだから、B社のほうがお得だ!」という考えは間違っております。

工事費も含めた、総額で判断するのがポイントです!

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